2000-04-05 第147回国会 参議院 憲法調査会 第5号
ガイドラインというのは侵略戦争マニュアルだ、侵略戦争をやるためには国民を統合しなければならない、だから君が代を強制的に歌わせるんだ、次は憲法九条だ、これを守らなければ日本はいつか来た道に舞い戻ることになる、戦争はごめんだ。この言葉を聞いて衝撃を受けました。 今、政府はガイドラインという戦争マニュアルを策定し、日の丸・君が代を国旗・国歌として制定しました。
ガイドラインというのは侵略戦争マニュアルだ、侵略戦争をやるためには国民を統合しなければならない、だから君が代を強制的に歌わせるんだ、次は憲法九条だ、これを守らなければ日本はいつか来た道に舞い戻ることになる、戦争はごめんだ。この言葉を聞いて衝撃を受けました。 今、政府はガイドラインという戦争マニュアルを策定し、日の丸・君が代を国旗・国歌として制定しました。
やはりきちんとしておかねばならないのは、これは戦争マニュアルでも何でもなくて、戦闘地域とは一線を画され、なお公海であれば、これは当然と言わざるを得ない。何でそんなことが議論になるのか、私にはよく理解ができないのであります。
しかし、その中で周辺事態が起きたときの邦人の救出ということをきちんとどこかで明文化しないと、このガイドラインがどういう意味を持っているのか、単なる戦争マニュアルではないかとか、いろんなとらえ方をされている中で、邦人救出というのは全体の中の非常に重要なポイントだと。
文字どおり戦争マニュアルということじゃないですか。憲法の集団自衛権に紙一重、アメリカ側からいえば紙一重、九九%集団自衛権に近づいておる。憲法違反のそういう戦争計画に入ったということになるのではないですか。外務大臣の見解を伺いたいと思います。
戦争マニュアルのベールを脱ぐと言うんですね。私は、今度の新ガイドラインというのは、日本は武力攻撃を何ら受けていないにもかかわらず、自衛隊を国境の外に出して、人員、武器、弾薬、燃料の輸送、兵たん作戦、情報作戦、それを担当するのでやっぱり完全な参戦行為で、憲法の平和原則の完全なじゅうりんだと、そう思います。
だから、結局はアメリカの強力な要求に基づいて戦争マニュアルをつくったと。そういう方向に今進みつつある。だから、極めて危険な事態なんです。 私は最後に大森長官にもお話ししておきたいけれども、あなたが一生懸命九条の条項を守って、武力行使と一体にならないようにというガードがかたいと、けしからぬといって大分あちこちから批判が来ているようですね。新聞で見ました、私は。本当かうそか私は知りませんよ。
これはまさに戦争マニュアルじゃないんですか。久間長官、どうですか。あなたの方がはっきり答えてくれるかもしれない。